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バンドリ5thライブに行った話② 見つめるだけでよかった



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見つめるだけでよかった

ここからはバンドリ方面の方々に見られたら怒られそうな内容だ。怒らないでネ
そもそも私はライブに行くタイプのオタクではない。リアルの私を知っている人は疑いもしないだろうが、現実世界の私は基本的に静かで腰が重い。とにかく行動をしないし、外出は最も避けられるべき行為1位に堂々のランクインを果たしている。騒ぐのはむしろ好きな方だが、外で騒ぐことなどほぼほぼないし、ライブの盛り上がり方は私の好きな盛り上がり方とは異なる。(とはいえ、バンドリはまだどんな感じかは分からないが……。)常日頃から言っているように、ステージは関係者席から腕を組んで眺めたいタチの人間だ。


そんな私が何故5thには行く気になったか、書いておきたい。

そもそもの始まりは4thライブであった。ポピパ4th、武道館ライブは特別なステージだった。バンドの聖地武道館、アニメOPを再現したセンターステージ(キャストが武道館の中央の回るステージで演奏)、大ヒットした音ゲー「ガルパ」ではなくあくまでもアニメで勝負した構成、どれもアニメ「バンドリ!」が好きな者としては特別なものだった。大コケしてコケにされたアニメがライブを経て駆け上がっていくように感じた。

が、

私はその日そこにはいなかった。
アニメOPの背景の、ペンライト振ってるモブにはなれなかった。
私は自室のベッドの上にいた。
ベッドの上でスマホの画面からツイッターをみていた。


この行動を後悔している、というわけではない。というか、そもそも後悔ができない。
私がこのライブの存在を知った時、もう既に申し込みには遅すぎた。映画館でのライブビューイングならばもちろん行けたが、どっちでもよかったのであまり気にはしていない。つまるところただ知らなかったから行かなかった。地上波で見てたらCMとかで知ってたはずだから、そこはAbemaで適当にアニメ見てた弊害だなと思う。

しかし、ここに行けなかった者として、後から強い感情がこみ上げた。次は行きたい、次はたしかに、そこに存在したいと。

少々不純な動機かもしれない。その時の私は「会場に存在したい」と強く思っていた。恥ずかしい話だが、私にはもともとそういった、「楽しい」「嬉しい」より「事実」「確認」を重視するところがある。(察されたと思うが天性の地蔵型である。)

 

 


キャラとキャストのシンクロというのは重要なポイントだ。けものフレンズのライブだったら私はいかないだろう。3次元には興味がない。おざぴゅあかわいいけど。しかしバンドリではキャラとキャストがお互い交わりながら物語を作っていく。キャラが武道館ライブということになると一体何年後になるか分からないが、それはキャストが叶えることができるのだ。バンドリという物語はキャラとキャストが相互作用しあって形作られる。だからキャストを追いたくなったのだ。

バンドリ!」では、キャストを追うことは物語を追うことに内包される場合がある。私に限った話ではないだろう。これが一番大きな理由だ。

 


重なるWAVE-MOTION

ところで、今回のバンドリ5thライブは1日目はPoppin'Party、2日目はRoseliaによる単独ライブだ。ご存じの方も多いだろう、2日目はRoseliaのベース「今井リサ」役の声優の遠藤ゆりかさんが5月に引退されるのを受けたライブとも言える、彼女の今井リサとしての最後のステージだ。やはりキャラには思い入れが深いし発表を受けたときはすごく寂しい思いをしたのを覚えている。彼女は実に役にはまっていた。


が、だ。

正直当てるつもりはあんまりなかった。

いや、当てるつもりなかったっていうか、当たると思ってなかった。実際倍率はすごかったらしいし、一口の応募で当たるとか思ってなかった。そもそも2日参戦は負担が重いしする気もなかった。でも当選してしまったから、したからには楽しんでこようか、とそういうスタンスに決めた。

そうしてこの2日目の参戦も決まった。

 

 

楽しいこと探しに行こう

 

他の理由としては、バンドのライブに行ったことないから言ってみたいだとか、バンドリ繋がりの人とちょちょっと会うかとかそんなこともあった。もう一つ書いておきたいのが、これは後付けに近いが、「楽しいものを探す」という名目だ。

私は「楽しい」という感情に疎い。子供の頃からあまり笑わない人と言われたが、お笑いを見てもバラエティーを見ても楽しめることは少なかったと思う。それよりも自分が作る世界の方が面白かった。自分でめちゃくちゃなことをして、みんなと一緒に笑う、ただただ騒がしいキチ○イだった。自分のツボを一番分かってるのは自分だから、当たり前といえばそうかもしれない。

ともかく、楽しいものはもともと少なかった。バカやるにしたって誰かといないと虚しいだけだし、そもそもそんな余裕も時間もなくなってきた。だから大学生活に蝕まれるようになってからは本当に楽しめるものが無くなってしまった。ここ数か月は楽しいものを求めていろいろしたり、楽しいとは何なのかぼんやりと考え続けている。

他人が楽しめることを楽しめない自分は損している気がする。同じことをして、他人が100楽しめたとして自分は20しか楽しめない。あるいは、自分は誰かの10%も楽しめない人間なのだとしたら、どんなに悲しいだろうか。

そのシンボルの1つが「ライブ」だった。みんな口々に楽しいと語る。行ったことがないわけではないが、最後に行ったのはもう2年も前だしこの機会にもう一度行ってみようと思った。

「楽しいって何なのか、ライブがどんなもんか、見極めてやろうじゃないの」

そんな傲慢な気持ちを抱えてここに来た。

 


ま、かっこつけてなんか言ってるけどもちろん最高の2日にしたいと思ってるよ。3,4万もかかる旅だしね。

 


そんなことを書いているうちに東京駅へ着いてしまった。順にとびとびで出来事を書く。


 


車掌がなんかほざきはじめた。全然何言ってるか分からなかったのでイアホンを外すと、どうやら休憩らしいことがわかった。腰も疲れてきていたので喜んで降りて、数メートルのちょっとした展望台に登った。子連れの若い女性にチラチラ見られながら恥ずかしさを抑えて登ったのに特に何も見えなかったので悲しくなった。恥は恥だし損をする。仕方ないので傷ついた心を抱えてトイレに行ってバスに乗り直した。

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富士山の写真撮ってる人がいてほっこりした。そうだよね、こいつはやっぱり特別だよね。ちょっと恥ずかしかったけど俺も撮ったよ。撮れてよかった。

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ふとポテチの匂いが流れてきた。時刻を見ると12時だ、富士山ももう真横にきていた。これからもっとすごい匂いがこもるのだろう。ちなみに私は何も持ってない。強いて言うなら飴玉1つ。ジャパニーズ断食でもしようと思う。

 

2回目の休憩。足柄パーキングエリアというところだった。道路の方からは富士山がよく見えたが、建物に近づくと影に隠れてしまうのが少し残念だった。とはいえ、ちゃんと中を探せば見れるスポットはあるのだろう。

 

トイレに向かうと、謎に開放的なトイレだった。もはやトイレスペースの中にオシャレなテーブルセットが置いてあったりする。設計者は頭がおかしいのだろう。用を足して蛇口へ行く間に、テーブルで談笑しながら弁当を食べるJKが目に入ってなんともいえない気持ちになった。なんかちがう。(一応仕切りはあったが透明なガラスだった)

 


ところで、隣席の方はまだ一度も休憩に降りていない。もう乗車してから3時間半になるのだが、我慢チャンピオンか何かなんだろうか……。

 

霞ヶ関
建物高いね。すごそうだった。

 

東京駅。石垣と立派な近代建築が並んでて、これぞ東京って感じがした。クレーンがビルの上に2台あるのもなんか東京っぽいなって思った。理由は知らん。
けっこう汗臭くなった。高速バスは人目気にせず汗対策した方がいいなこれ。

 

 

 

‪ラーメンストリートの店に適当に入ろうとするも圧倒的リア充臭に敗北‬したり、名古屋名物†マナカ†で東京民を圧倒したりした。結局飯は適当に買って食った。

 

そんなこんなしているとバンドリジャラジャラバッグの人を見つけたので、付いて行って幕張へ向かった。どうやら今リハをしているらしいので、その音も聞きたい。