こんにちは。をれをです。今回の記事では電情Ⅴ期について書いていきます。電情ではⅤ期でほぼはじめて選択科目の自由が与えられるのですが、今回の記事では必修編ということで、全体の見通しと必修科目について書いていきます。選択科目が電情を飼いならすためのまやかしの自由であることについては次回の記事で解説します。
全体について
まずは全体の見通しについて書いていきます。時間割はこんな感じです。
ピンク色が必修で、灰色が選択科目です。必修科目は少なく、情報理論、実験、固体電子工学の3つだけです。選択科目は10科目あり、ふつうは6~8科目くらい履修してるっぽいです。
このうち重いのは実験で、電情Ⅴ期は基本的には毎週の実験と戦いながら選択科目を履修していく期間です。
必修科目について
ここからは必修科目の紹介をします。
情報理論
突然思い出したかのように情報系の授業をはじめる電情くん。オアシス。情報源符号化・通信路符号化についてやります。講義形式で演習はほとんどありません。一限だしねむいので出なくてもいいです。実験レポートをやるのが吉。
中間試験に良くわからない問題が出たので嫌いです。期末は素直な問題を出してくれました。
固体電子工学
電情3年の鬱の源の一つ。終始意味が分からない。教科書・配布資料・演習どれもマッチしていない。週に2回あるので、基本的にどちらかで意味不明な講義、もう一方で不可能な演習という形で進んでいきます。課題が出ます。
みんな理解していないので理解できなくていいです。毎週の課題が評価の50%を占めるので理解できなくても単位が出ます。この課題の採点はかなり甘いですが、過去のレポートがあるとなお良いかもしれません。
余談ですが、固体電子で話される言語を私は火星語と呼んでいます。火星(
試験は演習に沿って意味の分かるところが出ます。
†電気電子工学実験†
火曜日に実験して次週の水曜日にレポートを提出、もしくは水曜日に実験して次週の火曜日にレポートを提出という形を取ります。水曜提出組が圧倒的に楽であり、電情に存在する格差の一つです。
実験は毎週あり、レポートは普通にやったら15枚くらい(ただし実験結果の画像・グラフは多い)になるのかなあという印象です。実験の内容は多くが専門科目でこれから学習する内容であるため、調べる時間や考える時間も多くなります。基本的には週の大半をこいつと過ごします。
実験レポートは間違っても月曜日に始めたりしないようにしましょう。泣きを見ます。もう金曜日の午後に始めちゃいましょう。いやマジで。実験をする前に予め書けるところを書いておくとかも有効です。
それともう一つ、実験で最も大切なことは、妥協に妥協を重ね、ひたすらに低質なレポートを追求することです。いえ、実験に限らず、大学で必要とされるのはそういったスキルです。実験レポート作成にはLaTeXを使うことでしょう。Wordでもいいです。LaTeXには無残なコードと文章をコンパイルしてもらいましょう。コンパイルしてもらうのはあなたが徹夜して作った日本語に似た文章です。手書きだったら解読不能の線文字βになっていたかもしれませんが、コンピュータの力を借りてあなたの線文字は日本語の体を保つことができます。
一晩で作り上げた見るも無残なあなたのレポートは、運が悪ければ厳しい指摘を受けるでしょう。たまたま厳しい指導教員に当たった、たまたま分からない質問をされた、そういったときは指摘を受けます。そして運命に選ばれたあなたの心は強く攻撃されます。ここでは図太さが大事です。そんなもの知るかと、帰ったらお布団が待っているんだと、そう言い聞かせて、頑強にレポートを手渡し、帰ったら寝ましょう。
実験がない週が2週だけ(人によって違う位置)あり、その時の解放感は比類がありません。実験は試験期間にも被っている(!)ため、休みが最後の週にある人が勝ちです。4月5月にある人は負けです。人生オワオワリ。
ちなみに初見殺し的な実験が存在します。具体的にはC4です。他にもあるかもしれません。
まあでも、ちゃんとやったときの定着度は講義の比ではないのでやる価値はあります。
おわり。
後編