をれをずブログ

あええええばぶばぶ

バンドリ5thライブに行った話⑩ この場所から

二俣新町駅前にデイリーヤマザキがあったので入った。万引き防止、ということで店員に声をかけてからトイレに入った。東京を感じた。

 

チョココロネがあったので買った。店員がとてつもない早業でレジを済ませてくれたのだが、小銭は落としてるし早口で何言ってるか分からないしもう少し落ち着いて欲しかった。

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実は人生初のチョココロネだったりする。甘かった。

 

11時20分、夜行バスに乗り込んだ。足掛けを上げたら足がつって枯れた笑いがこぼれた。これで今回の旅は終わりだ。

総費用は3万5000円くらいだろうか、チケット2万円、移動と宿泊で1万円、ブレード4000円であと食費。食費の削りようがいかにも陰キャオタクだが、ともかくその2日は終わった。終わってしまった。

 

席に座り、瞼を閉じて眠気と疲労とでぐちゃぐちゃな感情を整理した。まずは、旅の目的。楽しかったか?

 

1日目のライブの分析はホテルでした。2日目もだいたい同じだ。楽しかった、といえば楽しかった。ちょっとこの厄介な言葉を掘り下げることにした。

 

どのくらい楽しかったか?

最高、とは言わないだろう。

 

じゃあこれ以上の楽しさはあるか?

いや、それはあまりないだろう。

 

これを越えるような楽しいことって、考えてみればそんなにない。それを普段から求めている自分は高望みしているだけなように思った。欲張りなだけ。たぶん、楽しいってこういうことだ。これを楽しいって言うんだ。引っかかるところもあるが、とりあえずそう結論付けた。

 

他人は自分よりもよく「楽しい」と言う。と思う。でも隣のオタクが俺よりも断然楽しんでいたようには見えない。たぶん同じくらい。だから基準が違うだけ、というはじめの予想はある程度正しい、気がする。

信じたいだけかもしれない。

 

 

他の目的。存在すること。これは達成できた。そればかりではない。ライブが終わってから、色々混じったモヤモヤした気持ちが、次第に充足感に変わっていくのを感じた。後からライブの音と感覚がよみがえってきてなんだか満たされた気分になる。俺はあの日確かに幕張で声をあげて、腕を振って、音を浴びた。その感覚が波のように戻ってくる。これをもって楽しいと言ってもいい、ような気もする。

 

PTさんにも無事に会うことができた。色々あってあまり話せなかったが、とりあえずの目的は果たせたと思う。

 

他には自分の趣向を知ることができた。私が重視するのはどうやら「物語性」のようだ。じっくり見て、物語の一部分としてライブを捉えたい。見ることを重視する自分はLVの方が向いてるようにも思う。体力的にも。今度機会があれば行ってみようかと思う。

 

こう書くとはじめからLV行けよ、と思われそうだが、実際現地に行ってみて得られたものはあった。現地の空気感はやはり行ってみなければわからないし、何よりその感覚を肌で味わうことができて良かった。残った感覚はこの先、何かで活きそう、な気がする。


アコースティックのタイムラプスが一番心に残ってるかもしれない。やはり自分はそういう趣向なんだな、と再確認した。自分の好きな音楽をもう一度見直す機会にもなった。

 

それにしてもライブというものはすごい。終わった瞬間もう既に記憶が薄くて、まるで1日前の記憶のように感じる。こんなにも記憶が残らない時間はそうはない。

 

そんなことをひとしきり考えてから寝た。意外にも夜行バスでの睡眠に困ることはなかった。起きたら名古屋、ささしまライブはもうすぐだった。


バスを降りたら名古屋の蒸し暑さに驚いた。日付を見てまだ14日だったことに軽い感動を覚えた。長い二日間だった。

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起きたら月曜の朝 着替えて学校

駅で降りたみんなと 金曜の続き・・・

 

 

東山線に乗って家へ向かう。煮えきった、訳ではない。とりあえずで出した結論も不十分な気がする。得た経験が代えがたいというのも、そう信じたいだけかもしれない。でも充足感や得られた感覚は嘘ではない、気がする。

 

でもやっぱり嘘にしたくないだけかもしれなくて、反対に次の瞬間には良かったと主張する自分になったりもする。両極の二つに惑わされるうちに、これもまた正しいのかも、とも思った。

 

例えば楽しい出来事があったとして、それって全てが楽しかった訳じゃない。普通の瞬間、楽しい瞬間、ちょっぴり嫌な時もあって、それが全部で出来事になる。これでいいのかも、両方自分なんだ、って思った。

 

ぐちゃぐちゃな文章になってしまったが、整理できてないのだから仕方ない。このままにしておこうと思う。

 

 

家に着いた。荷物を片付けながら雑炊と味噌汁を食べた。温かいごはんが空いた腹に染み渡って、なんだか安心した。変なことを言うが、家があって、その近くでちゃんとした生活ができることのありがたみを噛み締めた。ちなみに1限は自主休講した。仮眠をとったら3限もつぶれた。

 

napping napping その眼を開けて

 

 

1日終えて翌朝、疲れが残っていたのか寝坊してしまった。大学と私とが共鳴して、1限の鐘と共に起きた。仕方ないので1限は諦めて、ついでに2限もやめることにしてローソンへ向かった。ちょうど今朝からガルパとローソンのコラボが行われる。

 

1000円ほどお菓子を買って薫さんのチャームとモカと紗夜さんのファイルを手に入れた。突如お菓子を買って帰ってきた私に、「なんで買ってきたの?」と兄が聞いてきたが、「いらんから買った」という意味不明な言論を突き通して論破した。

 

 

この日の昼食は何故か兄弟4人揃って食べた。平日の昼なのにわけが分からない。とりあえずなぜか4人いた。こいつらニートなのかな。なんとも平和でのんびりした昼だった。

 

 

 

 

いろいろ書いたけど、一度行けて良かった、と思ってる。一度も行かなかったら、ふわふわしたままの存在になってた。百聞は一見に如かず、というがまさにその通りで、地に足がついたような感じがする。これが一番の収穫だったかもしれない。

 


さて、ここまでお付き合い頂いてありがとう。随分と長くなってしまったし、間も空いてしまったけどなんとかここまで辿り着くことができた。はじめは完全に自分用のメモだったから、感情と出来事を徒然に羅列しただけでなんだか平坦になってしまったけれど、楽しんでくれた人がいてくれたら嬉しい。

 

もし関係者やこの作品に思い入れがある方の目に入っていた場合はもしかしたら嫌な感情を抱かせてしまったかもしれないが、どうやらこれが僕の好きの形みたいだから、どうか受け入れてもらえると助かる。

 

 

ここからここまでが旅、といったふうに、旅と帰ってからの日常はどこかでバッサリ切れることはない。しかし非日常の色が濃く出ていたのはここまでだろう。そろそろこの話も終わろうと思う。またいつか書きたくなったら書くから、その時は楽しんでもらえたら嬉しい。じゃ、そういうことで、楽しい毎日を。