をれをずブログ

あええええばぶばぶ

バンドリ5thライブに行った話④ めくるめくタイムラプス

 

今回こそダメな人いそう。合わないと思ったらバックスペースでよろしくね。僕はバンドリは好きだよ。でも好き勝手書くからよろしくね。ヒキニートのアニメライブ体験だと思って見てもらえれば。

 


左右の人がペンライトをチェックしている。自分も取り出そうとするがーーー


なんか恥ずかしくなったからやめた。みんな出しているのだからむしろ出さない方が恥ずかしい気もするが、そんな道理はヲレヲには分からぬ。ヲレヲは極度の恥ずかしがり屋であった。ヲレヲは他人の前で動くこと、動作をすることでさえ羞恥を感じるのだったーーー

 

そんなわけで出さないことにした。あくまでもバンドだ、出さなくてもなんとかなろう。そう言い聞かせてBGMに向かってコールをするオタクたちを眺めていた。だがその幻想はすぐに打ち砕かれた。

 

The third(仮)によるオープニングアクトが始まり、一曲目、That is how I rollのイントロ、真っ赤に染まるオタク達の両手…… 。呑まれかけた。ペンライトを持たず手を振る人もいるがなんか手首をクネッて捻ってる。クネッて。腱鞘炎になりそうな動きをぽえーっと見ながら悟ったのだった。これペンライト無しの方がハードル高いわ。

 

一曲目の後、自己紹介の間に急いでバッグからペンライトを取り出してオタク達の真似をした。一人の自己紹介が終わると持ち色か適当な色を掲げて「フゥ〜〜〜ッ⤴︎⤴︎」と叫ぶ。私はここでも気付いた。オタクは音域が高い。真似したらカッスカスの声が出たのでペットボトルを取り水を口に含んだ。こんな声何年ぶりに出したか……。

 

二曲目、オタク達の動きをコピーするうちに私は気付いた。ペンライトを振るパターンは少ししかない。適当にリズム取るかゆっくり上げるか、後は左右に振ったり掲げたり、そんなところだ。メンタル的な問題はあったが、地蔵の方が異端児だったため覚悟を決めて適当に振った。

 

なるほど、分かってくればこっちのものだ。コールのタイミングも難しくないし、簡単に予測できる。ペンライトの振り方、コールのタイミングと種類、ライブはこれらを予測するゲームと化した。正誤をすぐに確認できる一問一答。なるほど、攻略できたと思ったが大切なことに気づいた。オタクばっか見てほぼキャスト見てねーわ。気づいたらオタクが目に焼き付いていて悲しみを覚えた。

 

正直なところ、この時の気持ちは「帰りてー」だった。やべーとこに来ちゃった、帰りてえ、そういう気持ちが大きかった。ヒキニートの宿命である。出来るなら透明マントにくるまりたい。人混みと喧騒に弱い。

 

そんなこんなで体はオタク、心はアルマジロでいると、4曲目、オープニングアクトの最後の曲である「R.I.O.T」がはじまった。彼女達は基本的にカバーソングを演奏するが、これは唯一のオリジナル曲だ。響く低音とうねるサウンド?サビ前のブレイクとセリフ、音楽には疎いのでどう表現したらいいか分からないが、とにかく重いサウンドがかっこよかった。ハード寄りのロックでありながら曲の構成がアニソンライブの盛り上がり方にもマッチしている。気がする。たぶん。間違ってたらごめん。

 

この曲を聞いてここにいる喜びをはじめて感じた。かっこよかった。髪を左右に振り乱しながらドラムを叩く夏芽さんが印象的だった。初めて聞いたRAYCHELLさんの歌声はとても力強かった。

 


MCで締め、見送られながら退場すると間髪入れずに白幕が降りてティアドロップスの演奏と共にポピパが登場した。


今回のライブはタイトルがHAPPY PARTYということで、イントロは「HAPPY HAPPY PARTY」や、幸せ成分多めの楽曲を予想されていただけに、「おっ裏切ってきたねえ」と心が弾んだ。ティアドロは彼女たちの中でもかなりロックな楽曲だ。

 

しかしティアドロは同時に盛り上がる曲であった。私は周囲のオタクの盛り上がりに気圧された。オタクこえー。チビりそうだった。

 

ティアドロップスは曲中に「青から赤に変わる」と「赤から青に変わる」という歌詞が登場する。それに合わせてペンライトの色を青→赤、赤→青と変えるのだが、初見では攻略できなかった。分かってても練習しないと瞬時には変えれないねこれ。コクコクコクコク、と4度頷き負けを認めながら数秒遅れて変色させた。


続けて「走り始めたばかりのキミに」が演奏された。イントロはボーカルの愛美さんにスポットライトが当たり、アカペラで歌唱された。彼女の歌声はこういった演出で自由に歌わせるとよく含みを持たせてくれて映える。と思う。知らんけど。

 

演奏を終え、今度は「ポピパを語るにはアニメは外せない」ということでアニメバンドリメドレーが始まった。

 

良かったのと思うのだが実を言うと熱気でぼーっとしててほとんど覚えていない。オタクの熱気で脳を破壊されたらしい。熱中症になるかと思った。なんとか立って目を開けるので精いっぱいだった。ライブ民はウェイオタク(偏見)なので体力値がバグってるのだろう。

 

後日これを書いてる時に「そういえば前へススメ聞けなかったの残念だなー」と思ったけどセトリ確認したらここで歌ってた。そのくらい覚えてない。意識保つので精一杯だった。ゴメンナサイ。

 

オタクの熱魔法で死の淵を彷徨った私だが、ここでライブは休憩に入る。名物の幕間映像が流れる。助かった。今の私がいるのは幕間映像のおかげといっても過言ではない。や、マジで倒れなくてよかった。まぁ、心臓が破れるまでがライブって説もありますしそれも一興かもしれませんけど。

戯言は置いておき、水分を口で転がしてじっくり取った。

 

映像の内容は、5thライブに向けてメンバーそれぞれが特訓するというもの。今回は西本さんと大塚さんのエピソードだった。西本さんはトンファーと刀を振り回して変な声を出してた。

大塚さんの方について言いたいことは大塚紗英さん本人が全て書いているので興味があればそちらを参照されたい。彼女の原点にも触れるアツいエピソードだった。 

幕間映像エピソード♪のありがとブログ | 大塚紗英オフィシャルブログ「おやすmistyの前に」Powered by Ameba

 

映像のあとはアコースティックコーナーが始まった。愛美さんと大塚さんによるユニット(?)「セクシー2」によるTime Lapseだ。この曲はライブですごく盛り上がるらしく、一度体験してみたかったが、今回はアコギの演奏をバックに綺麗なハモりを聴かされた。すごく良かった。もう一度言おう。すごく良かった。今度はもっと音響いいとこで聴きたいな。来てよかった、と二度目の感情が動いた。アコギのアレンジも歌声も素敵でした。

 

 

その後残りの3人(ベイビー3)によるイェスバン、5人そろってスタビが演奏された。スタビもノーマルverを聴いてみたかったが今回はアコースティックだった。

このあたりで空調が効いてきて意識が回復してきたはずなのだが、この2曲はあんまり覚えてない。サーセン。

 

 

ここでもう一度幕間映像。今度は大橋さんと伊藤さんのエピソード。大橋さんは筋トレ、伊藤さんはダンス練習、ということで引き続きキャストに焦点が当たった構成だった。ライブを通してだが、ポピパのライブはキャストを前面に押し出してると言えよう。私にとってもどっちも同じだし、スタッフもファンもみんなキャラとキャストがあいまいになってそうだ。映像のテンポはとても良かった。


映像でひとしきり会場を笑わせると今度は夏っぽい楽曲たちが演奏された。キラキラだとか夢だとかは覚えてない。夏空Sun!Sun!Seven!はコールが多く会場は盛り上がり、伊藤さんのダンスも披露された。サビに「熱くなれる モノはなあに?」という歌詞があり、そこに「ポピパ!」とオタクがレスポンスする手はずだったのだが私は言い忘れた。八月のifは覚えてない。夏のドーンは初披露でオタクはタオルふってた。

 

最後の曲、ということでCiRCLINGが披露された。これも初披露かな。曲中に「輪」「和」「環」と言った歌詞(ぜんぶ「わ」と読む)があり、それに合わせて頭の上に輪を作った。

 

ひとつの場所 ひとつの道

ひとつの愛 ひとつだけ選んだ夢

Festa day たくさんのひとつがここに

Special day うねるように集まっている

こんな日には 祈らせてくれるかな

Forever lasting friedns

 

 CiRCLINGでの締めは、poppin'party第二章に向けられていたように感じる。

 

 

そして彼女らは舞台から降り、最後の映像が流れた。内容は割愛しよう。二文字に要約すればタマだ。タマの後、サプライズでメンバーからの手紙が愛美さんに手渡された。手紙を読んでひとしきり泣いた後、5thへ向けた特訓を終えた画面の中の彼女たちからアンコールを煽られた。アンコール煽りは彼女たちのお家芸だ。

 

会場のアンコールに応えて(?)再び登場し、Light Delightが演奏された。生きていれば苦しい時、辛い時がある。でもそんなときも、一人じゃないよ、という思いを込めて。

 

頭の中の「俺は一人だ」って言いたがる声の主をぶんなぐって聴いた。このタイミングでの披露は、観客皆に笑顔で帰ってほしいという思いからだろう。メンバーみんなで一致して決めたんだろうなと妄想する。愛美さんの言葉は少し重く感じた。聴いた。

 

演奏の後、たくさん発表があった。一番のニュースはアニメ2期と3期の制作が発表されたことだろう。朝に公開されたアニサマのホームページでアニメ2期の情報は漏れていてみんな知っていたのだが、3期も発表されるとは誰も予想だにしなかった。全編CGかもしれないのでそこは不安だが、ともかく見守ろうと思う。

 

この後のMC、もう忘れてしまったが良かった。伊藤さんが「CiRCLINGでみんなで輪を作れてよかった」と言った時、数人のオタクが頭の上で輪を作り、みんな続いて輪を作った。彼女の持ち色のライトパープルで。会場の光景に「わっすごい」と思わず漏らして驚き喜んだ顔を忘れない。いいものを見せてもらった。こういったレスポンスを可能にするのがペンライトの良いところなのだろう。


最後にHAPPY HAPPY PARTYを演奏し、合唱し、会場のみんなで跳んだ。これがオタクライブの醍醐味なのだろう。知らんけど。そうして全ての公演は終了し、オタク達は会場を後にした。