をれをずブログ

あええええばぶばぶ

"二周目の人間"がオフラインと比較しながらオンライン講義について書く

  みなさんこんにちはをれをです。いかがお過ごしですか。私たち名大生は某型某ロナボイルスの影響で前期の四カ月をほぼオンラインのみで過ごしていました。オンライン授業、オンライン講義、オンライン試験と「オンライン」という言葉にうんざりしてきましたが、依然として感染者は増え続け、愛知県では八月に二度目の緊急事態宣言が発令され……。どうやら後期もこの形態は続きそうです。

 そこで今回の記事です。気になるじゃないですか。「ぶっちゃけオンライン講義ってどうなの?」って。でも比較できる人はいませんよね。そうだよねいないよね~。いや~まさか二年連続で同じ講義を受けて客観的に比較できる学生なんているわけ......。あっ............。

 というわけで、学部4年にして再履修多数、人呼んで再履王の私が"去年と比較して"オンライン講義について感想を書いていきます。*1

まず登校回数は?

 そもそもの話としてどこまでがオンライン講義だったのか。4月~8月の授業においての私の登校回数は0回です。0回!?!?すげー!!!!!!!

 昨年度の登校数がだいたい60日程度なので、0倍ですね! 0倍!?!?!?!?すげーーーーー!!!!!!!!!!!!

 4年生なので研究室への登校は別にあるのですが、そちらは2回です。こちらはものすごく支障があって勘弁してほしいのですが......その話はまたこんど。

 ともかく、私は全ての講義を全てオンラインで受講しました。

 

授業形態について

 私が受けた授業形態は「オンデマンド」と「オンラインミーティングを用いたリアルタイムの質問(講義・演習などについて)」の二つで、リアルタイムの講義は受講しておりません。オンデマンドでの配布資料のパターンは「PDF+講義動画」「PDFのみ」「講義動画のみ」「音声付きパワーポイントファイル」がありました。「PDF+講義動画」の形式が分かりやすさと参照のしやすさを両立していて最も好ましく思いました。(もちろん内容と形式の相性はありますが。)

 

オンデマンドは便利

 場所・時間に縛られなくて超便利で楽です。ベッドの上で受講してもいいし、筋トレをしながら聞き流してもいい。休憩できるし、席の位置や生理現象に悩まされることもないし、とにかく楽。

 しかしこれは同時に短所として牙をむいてきます。対面授業と違い溜め込むのがあまりに容易で自然なので、自己管理ができないと人生がおしまいになってしまいます。溜め込むのは💩だけにしておきましょう。

 

オンデマンド+定期的な課題

 しっかり期限設定をした課題は、学生の溜め込みを改善してくれます。期限をうっかり7月31日などとすると死者が出ます。

 

時間制限付きオンデマンド資料配布(は?)

 オンデマンドとリアルタイムの悪いところ取りをした最悪の授業形態。22世紀には刑事罰があってもおかしくない。

 拘束力を持たせたいのなら時間内課題をつくるべきではないでしょうか。これはただ不便なだけのゴミ。

 

オンデマンドで資料と課題のPDFを配布するのは授業じゃない

 PDFの配布と課題の配布・提出のみが行われた授業がありました。はっきりいってこれは授業ではない。

 先生方も大変だということは承知していますが、来期はこのような授業がなくなるように対策した方が良いでしょう。

 

チャットツールを用いた質問

 対面と違い講義を遮らずに質問できて便利です。こわいひとも目の前にいないし。

 講義はいらないから質問だけさせてほしい授業ってけっこうある。

 

音声付きパワーポイントは朽ちろ

 動画にしてほしい。

 

 

 作った資料とか動画は来年も使えて便利ですね!! 私は以前から「質の良い講義動画を一度みんなで作って配布して、講義に割いてた時間を質問対応や添削に割いてほしい」と思ってました。この期間に作ったものをぜひ来年に活かしてもらいたい。

 

授業の質・内容について

  全体的に授業の質が向上しました。動画を作っている先生は特に時間がかかったと推察します......ありがとうございます。

 一方、著しく質が落ちた講義もありました。もはや講義として成り立っているのか怪しい。パソコンの取り扱いが苦手な教員だと思うので、なんというか、支援してあげてほしい。とりあえず講義動画とPDFで対面授業を再現しておけばなんとかなると思います。なんなら手書き資料をそのままPDFにしても全く問題はありませんし...。

 

雑談がない・時間が短い

 雑談がなくなって授業時間が短くなりました。短所と長所。授業の半分くらい雑談してたあの先生の講義はどうなってしまうんだろう。

 去年は90分間なにしてたんだろうという気持ちになりました。なにしてたんだろう。う~ん思い出せない。対面のリアルタイム講義だと、講義の連続で脳みそが壊れてるせいで覚えてないんですよね。

 

クラス格差の是正

 私の学科にはクラスを分けて実施する授業が多くあるのですが、オンライン化で共通の授業が提供されたので格差がなくなりました。何気に嬉しい副作用。

 

課題について

 量が1.3倍くらいに増えました。出席代わりに課題がやってきます。中くらいの苦痛。

 これが評価につながるならいいんですけど、そうでもない講義が多いみたいですね。課題を出すなら課題で評価してくれ試験をやるな。

 

評価方法が二転三転

 試験が実施できるかどうかわかっておらず、評価方法が二転三転しました。

来期はちゃんと考えてね。大学の評価なんてアテにしてないけど...。

 

試験形式も二転

 これは仕方ないと思いますが、来期は(略)

 

経緯

 一部授業は対面試験の実施予定でしたが、愛知県での感染者増加後に、今期の試験は「監督なしの資料参照可能オンライン試験」「ミーティングツールを用いた監督あり・資料参照不可のオンライン試験」などに変更されました。

 ミーティングツールを用いた監督では不正防止に不安がありますが、カンペ一枚で乗り越えられるような問題ではなかったのでうまくいっているのではないでしょうか。

 

試験がめちゃくちゃ簡単になった

 謎。

 

試験がめちゃめちゃ難しくなった

 なんで?(悲哀の表情)

 

番外編

家事が増えた(実家暮らし)

 ずっと家にいるので家族に暇だと思われます。しだいに家事の受け持ちが増えました。登下校がないぶん時間が増えてますからある程度はいいのですが。

 それにしても暇だと思われながら日々をこなすのは苦痛ですね。

 

身体の不調・衰え

 外に出ないせいで体力が落ちました。そして太った。まずいと思って運動してたらぎっくり腰になった。

 講義と研究でパソコン使って、趣味はゲーム。負荷が集中してる。視力落ちたし何回か腱鞘炎ぎみになった。

 

他人との関わりなし

 コミュニケーションの1割が家族、1割がミーティングで8割がツイッターツイッターがまた目と腕を酷使する。オーラルコミュニケーションはほぼなし。大学がないから誰とも会わないし話さない。う~ん。

 日々が楽しくない。安らかな苦痛。あ、それは元からか......。

 

 

*1:ただし、特に問題視されている大学一年生の受けてる授業とは違う「専門科目」の話です