をれをずブログ

あええええばぶばぶ

電情Ⅲ期

 

 

数学・物理・英語

かつて 受験の全てを手に入れた男〝受験生〟デーン=ジョウ

そして入学から一年 世は大落単時代を迎える――――

 

人々は〝ひともどりの悲報リュウネーン〟から逃れるように 講義へと出た――――

 

 

 

どうも、こちら四年制大学グランドラインからお送りしています。赤点のシャンクスです。今日はグランドライン三つ目の島、二年前期(Ⅲ期)についてお話していこうかと思います。

 

 

 

 まず内容に入る前になんですが、二年生からは専門の授業が多くなり、新たにクラス分けされます。全学科目のクラス分けとは異なります。

つまり一年で頑張って友達作っても運が悪いと友達と離れてぼっちになります ガハハ

まあぼくのことなんですけど ワハハ……

 

 それでは本題に入りましょう。 

 

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2年前期のコマ割り

上の画像は僕の時間割です。1年生で微積・全学教育科目がとれている方は2コマ減ります。また、複素関数論はとらなくても大丈夫です。その場合は12コマで下の画像のようになります。

 

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健常者の二年前期

少ない...!

 

一週間に2回午前休があり、1回午後休があるということですね。素晴らしい。神。僕はなかったけど。みなさんも一年生の全学科目は落とさないようにしましょう。全学遠いので行くの辛いです。

 

全体として、二年前期は一年生よりも楽です。やったね。おめでとう。

しかし工学部内ではキツい方だと思います。どんまい。がんばれ。

あと二年前期の授業は落ちます。冗談じゃなく落ちます。大落単時代です。

 

 

ここからは授業を一つずつ紹介していきます。

内容と応用・講義・演習・試験くらいに焦点当てて書いてみました。ここについてもっと詳しくとかあったら聞いて。

 

 

 

 

三電

電情の息の根を止めに来るクソ三銃士。

電気回路・電子回路・電磁気Ⅱの3つの授業(三電)はそれぞれ三割の人が単位を落とすという、三電三割の法則はあまりにも有名。

2コマ連続ではなく、週に2回別の日に授業があるのが特徴的。片方が講義で片方が演習という形式をとっている。

 

電磁気学

演習が難しい・計算が多い・試験が難しいをすべて満たしてくるゴミ。挙句の果てに一限。

 

定常電流・静磁場について勉強する。引き続きベクトル解析をバンバン使う内容。電磁気Ⅰを落としている人は危ない。ビオ・サバールの法則が一番の難関だろうか。

難易度としては三電の中間だと思う。三電の中でも覚える式が多い。後期の電磁気学Ⅲを突破するには必須の知識なのでぜひ習得してほしい。演習が難しいのと一限なのがクソだけど、演習をやれば試験はだいたいいける。点数が低めでも高い成績が付きやすい印象がある。

 

なお、名大の指定教科書である後藤氏の電磁気学(朝倉書店)では、電場と磁場の対応関係(E-H対応とE-B対応)をごちゃごちゃにしたりなど、ごまかしている部分が多いので解釈が気になる人は注意してほしい。あと途中式飛ばしすぎて意味不明。消えろ。

 

ちなみに、厳密には「電磁気学Ⅱ」は理系基礎科目で「電気磁気学基礎演習」は専門基礎科目。この二つを合同で評価する。豆知識。

 

電気回路

計算が多い産業廃棄物。電情の手首を壊す授業その1。

 

線形回路の冒頭で味わった悪夢の時間をお覚えだろうか。はじめ二時間ほど、講師が突然微分方程式を解きだしてめちゃ焦った記憶がある。前半にアレをやる。

かといって全然ビビる必要はなく、Ⅱ期に微分方程式を習っているため簡単なはず。キャパシタにだけ気を付けよう。あと腱鞘炎にならないように気を付けよう。

(線形回路の過渡現象を解こうという話です。線形回路論では定常状態を解いてました。)

 

後半では伝送線路(同軸ケーブル)について勉強する。同軸ケーブルっていうのは電気通信に使うやつ。テレビのアレ。

簡単に言えば線形回路では導線の長さとインピーダンスを無視して理想化していたところを考慮してやろうという話。(少し違いますが)

でてくる方程式・関係式等は電磁気Ⅲでもまた簡単に導出する。

 

三電で一番簡単。これは三割も落としてない。中間試験には救済の追試があるがそもそも簡単。期末はすこし難化する。

 

電子回路

意味不明なゴミ。いやゴミなのは俺なのかもしれん。

 

キャパシタとコイルに加えてダイオードトランジスタを使った、いわゆるアナログ回路のお勉強です。ダイオードトランジスタ非線形素子です。主に電力増幅と、それに伴うノイズのカットについてとか。身の回りの応用で言えばマイク・スピーカーとかの話ですね。音楽やってる人はアンプ・シンセサイザ・エフェクターとかの原理と言ったらイメージしやすいかもしれません。(トランジスタを使ったアナログのもののみこれです。デジタルのやつは違います。真空管のやつも違います。)

 最後の方に発振回路と変調復調をやります。無線通信に使うやつです。水晶を使った発振回路はクォーツ時計に使うやつ。

 

中間試験成績不良者には追試あり。比較的簡単。期末試験は宇宙言語。

 三電で一番難しい気がしてます。演習が意味不明。暗記するしかない気がする。僕は落とした。だからぶっちゃけよく分かってない。

けっこう勉強したんだけど普通に落としたしもうこれ一生とれないかもしれない。卒業無理なんじゃないかこれ。考えただけで吐き気がしてきた。

 

みなさん僕と一緒にがんばりましょう。

 

数学2及び演習

数学あるところに手首のねじれあり。電情の手首を破壊しに来る授業その2。大量の計算課題を課すことで電情の顔を歪ませて楽しむ趣味の悪い授業。

 

前半はラプラス変換についての勉強。ぶっちゃけ何をやってるのかよくわからないと思うが、時間に関する微分方程式を変形したら四則演算で解けるようになっちゃった!くらいにイメージしてもらうといいかもしれない。身近な応用は電気回路で勉強するが、電信方程式がめちゃ簡単に解けるようになる。

暗記ゲー。中間試験は簡単。ここでとろう。

 

後半はフーリエ変換偏微分方程式をやる。

フーリエ変換ラプラス変換より便利な代わりに計算が多いやつ、くらいに思ってもらえればたぶんいい。画像圧縮とかに使うらしい。計算量がエグすぎる。三角関数とはこいつのせいで決別した。

偏微分方程式は写経ゲー。

後半の演習の作業量が尋常じゃない。生活と手首が圧迫された。

期末試験は中間よりかなり難しくなる。苦手な人はとことん苦手らしい。単位的には難しくはない。

 

プログラミング及び演習

前期に引き続きゴミ。前期の内容が分かっていないと毎週195分の虚無に晒される。電情を小指から破壊するために悪意100%で設置された授業。

 

 内容はC言語で前より大きめのプログラムを書いてみよう~ってやつです。何回か同じプログラムを使いまわして改造することがあるのではじめに躓くと虚無になります。わからなかったら聞こう。聞くは一時の虚無聞かぬは数時間の虚無。

Ⅱ期よりかは楽。内容は難しい。

ちなみにぼくは教授に「全然単位取得レベルに達してないわ~ハッハッハ」ってかなり大きい声で晒し上げられましたが無事Cを獲得し生きてます。そのくらいゲタは分厚い。とにかく出席して課題を(適当に)出して試験を(適当に)やろう。ぶっちゃけちゃんとやるのは無理。消えろ。

 

数学1及び演習B

金曜四限の死んだ目の電情に追い打ちをかける講義。

 

ベクトル解析をやります。電磁気に必須だからちゃんとやろう。役に立つし量もまともな、電情Ⅲ期で唯一常識的な授業。

演習・課題どちらも量が少なめで難易度も低めです。試験も簡単。ただ時間帯だけがキツい。

 

複素関数

とらなくてもいいやつ。

内容的には二変数の関数と似ている(部分が多い)。僕はすごい好みだった。

ただし、ぶっちゃけ工学部で使う複素関数なんてだいたい実数範囲で考えたときと大差ないので必要なのかは疑問ですね。留数定理っていうやつだけは便利なので使えます。(ラプラス逆変換に使えたような気がします。試験ではいりません。)

 数学徒の方から複素関数ではCauchy-Riemannの関係式が成り立つものを主に扱うが、二変数ではそうではないとお叱りを受けました。工学徒の皆さん勤しんで勉強してください。(丸投げ)

 

(2/23追記)

実数での積分複素数平面での周回積分に置き換えることによって、留数定理を用いて簡単に積分が計算できるということを知りました。上記のラプラス逆変換に使えるというのはまさにこれのことで、めちゃめちゃ便利みたいです。カリキュラムでは今のところ使わないようですが……。

 

英語上級

講師ガチャ。

プレゼンしなきゃいけないので辛い。もうやだ。コミュ障に安息をくれ。

 

 

 

 

さいごに

全体的に今までよりか軽いから安心して。ぼくの時は試験がめちゃばらけてて楽だった。来期はもっと楽。(おわり)